スコッチが切れたので、ジンを嘗めていた。
ジンの濃縮くれ。
と呟いたのは、確か「気分はもう戦争」の登場人物である。
舞台は上海。絵はAKIRAの大友氏である。
原作者のトシヒーコ・ヤハギ氏はかつてNAVIに短い小説を連載していた。
ロータスのコルティナとか、ギャンブラーが乗る12気筒。ディムラーDD6などが出てくる。
車がその人物の性格を的確に顕す。
と指摘したのはバブル期の村上龍氏だが、物語の重要な点景または登場人物として描けるのは、かつての五木寛之氏とトシヒーコ・ヤハギ氏くらいではないかと私は踏んでいた。
チャンドラーは別格。
「深夜プラス1」のライアルもそうである。
「雨の日には車を磨いて」
という五木氏の小説は一読軽いのだが、車を知れば知るほど案外なもので、今書棚に手を突っ込んだのだが見当たらない。
――――――――――――――――――――――――――――――
【関連する記事】
