2007年09月27日

暗闇坂ノボル

黒崎@暗闇坂ノボル


馬車道でお粥を食べた。
飲み物は、と尋ねられて「水」と答えた。
それから、あ、軽い奴。
と言い添えると、彼は唇を斜めに笑った。
そのまま出てくる水は、重いのである。

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posted by 黒崎 at 17:48 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

暗闇坂クダル

黒崎@暗闇坂クダル


今乗っている車は都内のナンバーではない。
別にいいんじゃないかな、という気がしてその時に近いところで取った。
車を現金で買う馬鹿はいないので、所有者は勿論あちらこちらである。
主たる使用者も、必ずしも私という訳ではない。
この辺り、車を複数台所有して、任意保険にいくつか入っている方ならばお分かりになるだろうか。
今いる辺りの駐車場を眺めると、何台かが濱ナンバーだったりするが、それもそういうことなのだろう。
ただまあ、近いうちにこちらで取り直すつもりである。
フロントがちょっと曲がっているのであります。

誤解を招く言い方だが、住所というのは基本的に複数あってもいいものらしい。
日本は一元主義ではないと聞いたことがある。
免許に記載されたそれと、パスポートのそれが違っていても原理的には問題がないことになる。管轄が違うわけである。
更新の時に言われるのだが、はあ、山の神がふたつあるもので、とか答えると、受付が30を過ぎた妙齢の場合、笑うのだそうだ。


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posted by 黒崎 at 17:47 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

暗闇坂

黒崎@暗闇坂


暫く外に出ていた。
やや時差ボケである。
空港の駐車場に置いた車がちょっと悪戯されかけていて、監視カメラの確認でとまどった。
オイルが廻るまで、ウォッシャーを何度かかける。
筋が残り、ゴムの替え時かもしれない。
高速を流していると、すると西の空が綺麗である。


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posted by 黒崎 at 17:45 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

2007年09月06日

夏の終わりのB.5 8.

黒崎@夏の終わりのB.5 8.


連れは、いわゆる業者ではない。
鎌倉高校前のバス停で降ろして、という。
馬鹿なこというなよ。私は無視をした。
近くまで送るのだが、家も部屋も知らない。


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posted by 黒崎 at 03:07 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

夏の終わりのB.5 7.

黒崎@夏の終わりのB.5 7.


暫くしてホテルに戻り、フロントの妙齢その後に烏龍茶を持っていった。
いいんですよ、と言いながら、それは監視カメラがあるからである。
私たちは短く眠る。
明け方、隣を見ると、女は口を薄く開いていた。

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posted by 黒崎 at 03:06 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

夏の終わりのB.5 6.

黒崎@夏の終わりのB.5 6.


今時の江ノ島界隈はからっぽである。
六月の高原のようで、少しばかり空が曇ってもいる。
好きなように歩けばいいのだが、女は海を怖がる。

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posted by 黒崎 at 03:04 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

夏の終わりのB.5 5.

黒崎@夏の終わりのB.5 5.


欲しければ獲ればいいのだが、そうもゆかない。
フロントに電話をして会計を済ませ、少し外に出た。
そこは夏の終わりの海である。
砂は黒く、磁石に紐をつけて歩いたら棘のようなものが集まる。


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posted by 黒崎 at 03:03 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

夏の終わりのB.5 4.

黒崎@夏の終わりのB.5 4.


別にいいんじゃないか。
でも、あれもこれも欲しいのよ。

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posted by 黒崎 at 03:02 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

夏の終わりのB.5 3.

黒崎@夏の終わりのB.5 3.


女は慣れている。
ふくらはぎの辺りが骨ばっていて、立つと膝頭が出ている。
だからなに。
わたしね、20の頃はこうだったの。

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posted by 黒崎 at 03:01 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

2007年09月04日

味について

黒崎@味について


若い頃、顎の尖った痩せた女が好きだった。
30代半ばくらいからだろうか、少しだけ好みが変わる。
希望というのは下腹にあるのではナイダロウカ。
臍に指を入れ、どれだけ入るかで遊ぶ。
あんた何やってんの、駄目じゃない。

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70年代全共闘全盛の頃合、滝田修氏というアジテーターがいた。
地下に潜り、10数年を過ごす。
いわゆる、あの当時の風俗のイコンのような存在である。
私は川崎駅前にある古本屋で求めた本を、壊れかけたソファの上で読んでいた。
当時、現場界隈にはその方面の方々が随分と流れる。
コンビナートの夜景は綺麗である。


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posted by 黒崎 at 02:37 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

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