2007年07月02日

スペインの石 17

黒崎@スペインの石 17


空冷の911と書いても、その尻の姿が分からない。
308と型番を記しても、それが独車なのか英車なのか、俄かに判断がつかない。
分からなくても別にいいのだが、車なんてもなあ、窓開いてエアコン効いてプラグ一本死んでいてもともかく走る、てなもので十分だという説もあって、私も根強くそう考えいるところもある。緩いのもまた楽しい。

それはそれとして、例えばライアルの「深夜プラス1」で、何故シトロエンのDSが出てくるのか。
DSは国粋主義の塊みたいな車だったが、具体的なディティールが分からないと、レジスタンスとの絡みで物語を追う楽しみが減る。
凝りに凝った油圧系統は、マジノ要塞みたいなものだった。

マーロウが当時何に乗っていたか。
レノックスが酔いつぶれていたRRは、今で言えば何にあたるのか。
そして、ハード・ボイルドでも冒険のそれでも、全体として眺めれば緩やかにユーモア小説の一分野ではないかという気もしている。

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posted by 黒崎 at 13:55 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

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