2007年07月02日

スペインの石 15

黒崎@スペインの石 15


階層とは。
と言えば、書かれていることと現実の世界とのあいだがら。
その「あわい」が読めない。
表現とは元々虚実取り混ぜるものであるが、ブログをイコール日記だと勘違いしてしまう。
かといって、例えば荷風が非公開の日記ですらフィクションを交えていたという史実を知らない。荷風に限ったことではないのだが。

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某月某日。
で始まる「酒中日記」の面白さは、どこまでが本当でどこまでがそうではないのか。
作家あるいは表現者が書く日記形式の読物の隙間から、どれだけのものが読めたり読めなかったりするのか。
読者はその「行間」を覗きこむ能力を問われているのである。
書き手もそこを遊ぶ。


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posted by 黒崎 at 13:29 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

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