2006年11月17日

横浜マドロス・ストーリー

黒崎@横浜マドロス・ストーリー


マドロスに惚れるなら フランス映画
で始まる、小林旭を流しながら千葉界隈から戻ってきた。
成田は遠い。
確か、星野さんの作詞になるものかとも思うのだが、確かめていないので、そこは流れで。
「自動車ショー歌」などにも通ずる、能天気な歌の系譜である。

柄になく思い出が恋しくなれば
坂上のスポットで ジャズなど聴いて
潮臭い奴だと悪口並べ
粋なドラマーと浮気をしろよ
馬鹿だな 冗談さ 本気にするなよ

ズンチャカズンチャカ、バックの桶とリズムがいい。
ちょっと日本語がおかしいと思うのだが、それは文法のお話であって、歌の場合には流れてゆく。
小林旭の歌は、何処となく垢抜けていず、それがまた横浜の水兵さんのようでいてキャバレーである。

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銀座の端に「白い薔薇」という、そういう按配の店がある。
看板には「貴方の出身地の娘がお相手します」とか書かれている。
ベニアでできた日本地図に赤いピンが指してあって、例えば香川県なら二人とか、五所川原なら一人とか。
交詢社の薄暗い階段も良かったが、その後連れてゆかれる銀座裏も
「あらこちら、ネクタイ可愛いわね」
とか言われてフロアに引きずられていったものであった。
オフクロに妹がいたらこんなものかと諦めるのである。


posted by 黒崎 at 06:01 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

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