2006年05月23日

ヤメ記者の営業

黒崎@ヤメ記者の営業

松永インタビューに参加していた佐々木氏が書いている。
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/05/post.html
なるほどねえ、そういう方だったんですねえ、と申し上げる以外にない。
思想的背景というか社会や歴史への視座がこのレベルだったのかとはいささかさ驚き、またさもありなんと思った。
切り口がひとつかふたつ、ということであろうか。
つまりそれは、彼らの今いるところ、これからゆきたいところを示唆している。

例えばライブドア事件の時に、彼はこう書いている。
http://blog.goo.ne.jp/hwj-sasaki/e/a2b680095375effb47aeb8eb3cec6404
これを時事通信編集委員の湯川氏が今年の2月17日に「IT潮流」で
>ホリエモン関連については理論武装をしっかりしないと心ない人たちから揚げ足を取られるだけなんで控えてきたけど、佐々木俊尚さんや歌田明弘さんといった僕が日ごろから尊敬するジャーナリストがやはり立派な言論を展開している。どちらの記事にも激しく同意。
などと持ち上げてもいた。
ま、この辺りは繋がっているのである。

話は飛ぶが、元大手新聞の記者であったことを履歴に書くということは、だから取材力があるということを暗黙に示唆している。ジャーナリストだと名乗ってもそう問題はないことにもなる。
これは考えてみると、懸命に否定したいと思っている暖簾によりかかっての営業ともいえた。
現実世界では社の名刺を持たない元記者に対しては、それほど暖かく迎えてくれるわけでもない。大体なかなか会ってくれない。
名刺代わりに本の数冊も必要になってくるところもある。
実績という奴ですが。実際に売れる売れないは関係がない。

既存のマスコミの周辺部にいる方々が、ネットというインフラの中で既得権を得ようとする。その中で自分達が一番になろうとする。その仕組みをつくれないものか。
その気持はとてもよく分かるし、それを通してビジネスに繋げようとする力もあることは百も承知だが、読者はそのプロセスも見ている。
否定したいと思っている既存マスコミと、文体やロジックが似通っていることも透けてみえていた。
おそらくは、一回裏返しにしたものにしか過ぎない。
だから上滑りしてしまう。浅い夢しか出せないのだ。

余計なことですが、あの原稿は大分削れますね。
過去に社業でオウム取材した部分、ほとんど不要です。
論旨からすると。
posted by 黒崎 at 16:18 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

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