2007年06月26日

スペインの石 12

黒崎@スペインの石 12


億劫なので当分このタイトルでゆくことにした。
友人というか知人には各種業界で活躍されている方が少なくないのだが、その中に頭の上がらない姐御が何人かいて、とりあえず頭を下げる。
赤坂、青山界隈で流れ、歌のある店にゆき「天城越え」などを歌われる。
そらたいしたもんであります。
甘木声ではない。

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posted by 黒崎 at 12:54 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

スペインの石 11

黒崎@スペインの石 11


ざっと目次を拾ってみる
ムシマニスト? :吉行淳之介
世も末の記 :北 杜夫
夜更けの歌 :開高 健
酒びたり好日 :瀬戸内晴美

ソウソウたる面子なのだが、
わめき酒 :田中小実昌
小実さんの酒 :色川武大

などというところで、私などはにやりとしてしまう。
かといって、まだそこまでは読んでいない。
モッタイナイからである。

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posted by 黒崎 at 12:43 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

スペインの石 10

黒崎@スペインの石 10


某月某日
で始まる「酒中日記」という本が中公文庫にある。
吉行淳之介編。
数ページを読んでは一旦置き、また適当なところからぱらぱら捲る。
ということを、このところ繰り返していた。
つまり、適宜である。
カタカナで書くと、テキギ。

これは「小説現代」に昭和41年から連載されていたもので、口開けが吉行さんであった。
「こういうリレー連載のトップバッターというのは、なかなか難しい。その書き方によって、連載の性格がきまる面がある」
(前掲:編者あとがき:217頁)。

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posted by 黒崎 at 12:41 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

2007年06月20日

スペインの石 9

黒崎@スペインの石 9



あるとき非公開のコメント欄に以下のような質問があった。

Q:黒崎さんは何処に住んでいるんですか。
K:いわゆる暗闇坂のひとつ
Q:仕事はなにをしているんですか。
K:蚊取り線香の海外販売
Q:非合法ですか。
K:皆によろこばれる
Q:検索でわかりますか。
K:君、卒論Wikipediaで書いただろ
Q:離婚歴あるんですか。
K:よく言われるが実はない
Q:奥様どんな方ですか。
K:スペインの石みたい
Q:お若いんですか。
K:キミよりやや本格派
Q:やや。
K:やや
Q:座右の銘は。
K:ピロー・トークを信用するな

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スペインの石 8

黒崎@スペインの石 8


車の話を書くと止まらなくなる。
賢明な「夜話」の読者ならご存知だろうが、黒崎が308のXJRや空冷の911とか書いている時は、とっくに代替が済んでいるのである。
大体相場より少し高いものを選べば問題は少ない。
そして納車整備で上乗せするのである。
問題はナビをどう隠すかで、無くてもいいような気もするのだが、ドウシタラヨカロー。

どっちにしたんだ、という野暮な質問はなし。
ご想像におまかせする。
911の場合、MTかATかという結構重要な選択肢があるが、家族用の小型車があるので普段はそれを床まで踏んでいる。
街中ではこっちの方が速いかもしれない。


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posted by 黒崎 at 21:59 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

スペインの石 7

黒崎@スペインの石 7


RRのシムカというフランスの大衆車で、一人の定時制高校教師が夜な夜な首都高速を徘徊するという物語が五木氏にある。
どういう車かというと、リアにエンジンが乗っていて、踏んだところで130も出るかどうか。
アニメのルパン三世に出てくるフィアットを、四角い弁当箱にしたようなものだと思えばいい。

首都高速というのは、東京オリンピックの頃に急造されたものだが、ともかく東京羽田国際空港までの建造が最優先された。
三島由紀夫が外遊し、あのホテルのロビーで高笑いしていた頃のお話である。

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posted by 黒崎 at 01:13 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

スペインの石 6

黒崎@スペインの石 6


スコッチが切れたので、ジンを嘗めていた。
ジンの濃縮くれ。
と呟いたのは、確か「気分はもう戦争」の登場人物である。
舞台は上海。絵はAKIRAの大友氏である。

原作者のトシヒーコ・ヤハギ氏はかつてNAVIに短い小説を連載していた。
ロータスのコルティナとか、ギャンブラーが乗る12気筒。ディムラーDD6などが出てくる。
車がその人物の性格を的確に顕す。
と指摘したのはバブル期の村上龍氏だが、物語の重要な点景または登場人物として描けるのは、かつての五木寛之氏とトシヒーコ・ヤハギ氏くらいではないかと私は踏んでいた。
チャンドラーは別格。
「深夜プラス1」のライアルもそうである。

「雨の日には車を磨いて」
という五木氏の小説は一読軽いのだが、車を知れば知るほど案外なもので、今書棚に手を突っ込んだのだが見当たらない。

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posted by 黒崎 at 01:08 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

2007年06月13日

スペインの石 5

黒崎@スペインの石 5


車にも土地柄があって、例えば上質な空冷の911なんかは、関西の方に多く生息しているという。アルピーヌV6などもそうだと聞く。
BMWの2002なども同じで、レストアしたそれが国産の2.5リッター新車並の価格で再生販売されてもいるが、これも確か関西の方に店があった。
私のAMGも東京近郊の店で求めた訳ではなかった。
車屋によっては陸送してくれるところもあって、それ程金額が張るというものでもないのである。
ま、道楽だからね。と思うようにしている。

それにしても、最近妙にひっかかるのが前述90年代の空冷911で、つい目で追う。音を聞く。
狭いしエアコン効かないし、部品は落ちてくるし、乗りっぱなしだと金かかるし、今となっては特別速いという訳でもないのだが、悪くないよなとか思っているのだから救いがない。
911は男だけで乗る車だと思う。

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posted by 黒崎 at 20:07 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

スペインの石 4

黒崎@スペインの石 4


留守の間、懇意にしている車屋から連絡が入っていた。
程度のいい308のXJRがあるそうである。
フル・ノーマル。
リアだけによく見なければ分からないスモークが入っている。
基本的に私はスモークが嫌いで、今の車のそれも剥がしてもらった。
直したばかりなのだが、大雑把な下取りを聞いて心動いた。
が、実を言えば駐車場の空きがみつかり、家族用に小型車の安いのを入れていたものだから、必ずしも4シーターである必然はないのである。

コンプレッサーの状態は、と尋ねると、全く問題がないという。
高速で暫くいったところにあるその店の担当は、今ならこれで、とか足元を見ていた。
XJRの格好もそうだが、人生はあざとい。
天井から降ってこないもんかいな。
なんて理由つけたらヨカロ。
と、仕事場のデスクの上に置いた石をペンで叩いていた。

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posted by 黒崎 at 19:59 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

2007年06月11日

スペインの石 3

黒崎@スペインの石 3


ニュー・グランドの裏手にバーが何軒か並んでいて、その上はマンションである。
ともかくそこで一杯を飲んだ。
真面目にいこうか、とも思ったのだが、先に荷物をと気づき、財布を捜す。
この場合の真面目とは酒に対してであるが、財布がみつからない。
カウンターで鞄を探っていると、その中にごろりとしたものがある。
なんだろうな。
と思えば石であった。背の高い女の握り拳ほどある。



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posted by 黒崎 at 01:05 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

スペインの石 2

黒崎@スペインの石 2


「第三阿呆列車」という本がある。
内田百間先生(正確には字が違う。代用漢字)の名作だが、私も何度か繰り返し読んだ。
「一等車のボイはなんとかである」など、ボイと表記する。
中に「甘木君」という名前の随伴者が登場するのだが、これは某という字を分解したものであった。
こうしたものを面白がったりする文化というのもあるのだが、これはこれ。
わかるひとにだけわかる、といった按配のそれである。

甘木君、甘木2号君。2号はいやだなんとなく。
んじゃ二代目。
ならいいです。
とかいって飯食いにいったりするのである。

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posted by 黒崎 at 00:34 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

スペインの石

黒崎@スペインの石


短い旅から戻ってきた。
途中、風邪をひいて所用以外はほとんどホテルの一室に篭っていた。
これでは日本にいるときと変わらないじゃないか、と思いながら出てくる水が違う。
一旦戻ったものの、また細々と出かけねばならない。

なんのせいか。
ここは山下公園近くのホテルである。
また出るのが億劫だからだが、それは雨のせいもある。
中華街で春巻と排骨炒飯を食べた。
野菜スープは一人だとかなり多い。

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posted by 黒崎 at 00:26 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

2007年06月10日

風景と女と

黒崎@風景と女と


男にとって、一番の遊びざかりは三十代なのだろうか。
分からないが、昭和三十年代始めの頃、勝どき橋の辺りは赤錆ていた。
「ともかく、人がガチャガチャいるところに行ってみようじゃないか」
「駄目なのよ、お母さんに叱られるんだわ」

時々、あの辺りの店に入ると、昔はどんなことをしていたんだろうと思わせるような年配の女性がいて、言われるままに酒を飲んだりする。
皺の中に化粧が深く入り込んでいて、綿棒でとるのかとも思う。

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posted by 黒崎 at 23:36 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

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