2006年08月31日

世捨て人の欲

黒崎@世捨て人の欲


山頭火を語るIT系の課長がいた。
プチ出家というのが彼の夢だった。
彼は詩作に励み、部下の女性SEとともに臨海副都心の原っぱをいったりきたりした。
今その辺りには観覧車が廻っている。
彼の夢だったという、一冊の本は出たのだろうか。
女性SEとは何事もなく、彼女は二人の子供を生んで離婚している。

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posted by 黒崎 at 13:31 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

リアルさの程度

黒崎@リアルさの程度


また、市民幻想のひとつが繰り返されているのだなという按配である。
ネットにおける仮想平等が、ジャーナリズムの世界も相対化してゆく。

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市民幻想とは何かというと、フリーターも会社の社長も、10代の若者も壮年・実年も、あらゆる属性がそこでは意味を持たず、平面で語られる世界でのお伽話である。
等しく一票には価値があるとされる。
そうした戯画は、鵜飼の鵜のように政治家へのインタビューをこなす自称ジャーナリストにも、その周辺でキーマンを演じようとした複数の彼らにもいえた。
ひとは進んで記号になってゆく。

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こういうことを書くと非常に誤解を受けるのだが、人は持っているものそれ以上を書くことはできないのではないか、という疑いを、私は薄く抱いている。

posted by 黒崎 at 10:43 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

市民を笑う

黒崎@市民を笑う


「市民なんてのは60過ぎてからやればいいんだよ」
と書いたのは、事件屋稼業の原作者である。
客員教授はワンルームに棲んでいた。

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posted by 黒崎 at 09:49 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

2006年08月29日

唇にふれもせず

黒崎@唇にふれもせず

ま、そういった按配で。
熱き心に ってあるんではないですかね。

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ブログ界だのブロゴスフィアだの、そんなものはどーでもいいんで。
寄せるコメント者だけを相手にしていても、声は届かないでしょう。
老けるのはまだ早いと。

posted by 黒崎 at 16:34 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

傍観者たち

黒崎@傍観者たち


遠くから小さな声を出し続けることが大事だとおもいます。
人間らしくいたいから。
隠れることが愛ダカラ。

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美しいっす。大人の含羞っす。
ひとごとっす。
posted by 黒崎 at 15:55 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

道具とその弟子

黒崎@道具とその弟子

最近、ということもないが、ブログ界とかブロゴスフィアという言葉にうんざりしていた。
エセ文壇ごっこ。あるいはサロンごっこのようにも見えなくもない。
例えば新聞の社説を並べ、やや引いた立場からコメントをつける。
それによって、ある種の知の形が網羅できるとする手法もあるが、畢竟これは高等床屋談義であるのだと、ご本人も自覚されているかのようである。
批評する人生。
それによってナニをしたいかというと、それもすぐには見えてはこない。
何がしたい訳でもない。俺はここにいる。
ということを、今の技術を使って日々確認しているだけかも知れない。

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一般に、表現というのはすべからくシステムに依存している。
例えば、今横書きで文章を書いているが、これを縦に組んだらどうなるのか。
また、紙であったらどうなのか。
簡単に言えば、文体や文章そのものの構造すら変わってくる。
重層的にうねるような文章というのは、例えばネットでは最後まで読むことができず、
頭と終わりだけを斜め読みにされてゆく。
それは速度なのだが、これには勿論功罪もあるだろう。

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ある特定のフォーマットに慣れると、それがデフォルトだと勘違いしてしまう。
Movable TypeであれSNSであれ、あるいは特定のシステムの上に乗ったブックマークやその他であれ、新しい機能が便利だということになれば、それが付いていなければ不安にも思う。
新しい携帯を買った若者のようである。400万画素ついているからどうよ。
どうってことはないのであって、今の時代、何処にでも写真はある。
posted by 黒崎 at 06:10 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

2006年08月26日

FIVE MINUTES MORE

黒崎@FIVE MINUTES MORE


ま、そこは流れで。

posted by 黒崎 at 07:15| Comment(129) | TrackBack(0) | ひとごと | 更新情報をチェックする

2006年08月04日

東金方面

黒崎@東金方面


例えば高倉健さんの「網走番外地」を深夜、14インチのテレビで眺めていたことがある。なすすべもなく私は30代だった。
学園都市を出た友人はその頃、ブルースのLPを集めながら初歩的なゲームをしていた。
中野界隈にあった奴のところに遊びにゆくと、風呂のスノコで共に弁当を喰った。
ヤローはドーナッツ屋のカップを集めている。

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健さんの映画には、田中絹代さんが母親の役で出てくる。
遥か、遥かかなたにゃオホーツク
獄中にいると、おふくろが死んでしまったりする。
それを眺めマザコンの私は、東金の先の九十九里を思うのだった。

posted by 黒崎 at 14:20 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

外苑西通り

黒崎@外苑西通り


には、銀杏の樹が並んでいる。
夏には気づかない。
秋になると、これ拾っていいですかと鞄を持った彼が歩いていて、それから土に埋めるのだろうね。

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posted by 黒崎 at 14:18 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

風鈴

黒崎@風鈴


銀座には毎年、風鈴売りが出る。
夜店が並んでいた頃の名残だというが、天秤棒をかついで酔狂に歩道を歩く。
例えば「銀座の恋の物語」で、ルリ子さんがアナウンスをしていたデパートは、昔屋上に上がることができた。
そこで射的のようなことをして、水槽の魚を眺めて帰る。

金網からWAKOの方面を覗いたりして、ちょっと前までこう白い光でもない。

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posted by 黒崎 at 14:17 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

とある松永君

黒崎@とある松永君


君は周山街道を知っているか。
細くて長い、山と里を過ぎ、福井に向かう道だ。
そこには海があって、峠を越えると見えたりするのだ。

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posted by 黒崎 at 14:16 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

平らな土地で 2

黒崎@平らな土地で 2


昼間の厄介の世界の中で、誰がそこそこであるかというと、ほとんど一人か二人である。歴20年の方も、赤門・無理した水平思想も、ここを仕切るのはボクですと語る博士の愛情も、所詮はキューブリックを知らなければ意味のないことである。

白いスーツを着て政治家に会いにゆく鵜飼の鵜も、眼を見開いて雇われ社長の言うことをとりあえず聞いている。
無垢。というのはいわゆるポーズなのだが、その横で威張っていた名刺を持たない関西弁の彼は弁護士を雇うことができなかった。若い、あるいはそうでもない弁護士は余っているだけれども。

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ネットというのは誰しも何者かになることができる。
時々はキーパーソンになろうとして、900分も話すのだが、同じところをぐるぐる廻るしかないのは、彼もその相手も夢見るフリーターだからかも知れない。
何時か俺も。
と思いながら、坂道を昇り降りしている。

posted by 黒崎 at 14:14 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

平らな土地で

黒崎@平らな土地で


旅を長く続けていると、今どこなのかを忘れるのだという。
子供たちが笑う。
ご婦人が日傘を指す。

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誰かが、ネットというのは一番安上がりな娯楽であると言っていた。
確かにそうであろうかと思う。
プロと名乗る方が無料ブログを使っているのを私は笑う。著作権についての規約はほとんど出会い系サイトに近いものがあるのだが、そんなことはあるまいとタカをくくる。
そこから本が出ることも似たようなものだ。
独りミシュランをしていたりして、次から次へ、お金の匂いのする方向に流れてゆく。
それはそれでいいのだが、勘違いをして文化や社会や報道を語ってしまったところに季節物の寂しさがあった。

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今、あちこちで登場している方々を、現実の光の中で眺めると、それはそれで面白いものだと思っている。
簡単に言うと、そう格好のいい男も女もいないものだろう。
毎日うんこをしているかい。
そう妙齢に言って、たまーに、と返ってきたことがあった。

posted by 黒崎 at 14:12 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

夜の庭 3

黒崎@夜の庭 3


トモダチができた スイカの名産地
スイカの名産地 楽しいところよ
可愛いあの子の晴れ姿 スイカの名産地

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などという歌を歌いながら、代々木公園脇にハザードを点けて停まっていた。
ネクタイは外している。上着は一度も着ないまま、後ろのシートに投げてある。
これはケヤキの樹木で、水銀灯の光が斜め、その背は高く影は黒い。
樹には一本一本、管理番号が振られていた。

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歩いてゆくと、青テントがいくつも並んでいる。
ベンチにそのままの男達もいる。
ここには女のハグレはいないのかと思ったが、そういうひとたちは大抵独りで、六本木に向かう坂道の辺りに座っていたものだ。

若いあの子には分からないだろうが、今ここでこうしていることも、そうではなくベンチに眠ることも、紙一重の違いでしかない。
ブログなどもそうである。
そう時々は思うひとと、そんな筈はないと信じているひととでは、書いている文章の匂いが薄く違っている。
posted by 黒崎 at 03:24 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

2006年08月03日

夜の庭 2

黒崎@夜の庭 2


に、一匹の鼻の長い土豚がいて、なにものかを掘り起こそうとしている。
私はその尻を眺めていて、がんばっているなと思っている。
そういう目線は今6階か13階あたりで、大井町で作っていた頃のニコンのF4にズームをつけて、窓際に三脚を立てている。

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土豚は時々ふりかえる。
その上にオリオン座があったりして、明日は花火でも買うべきか。

posted by 黒崎 at 13:16 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

文才は顔

黒崎@文才は顔


だと思うところがある。
これは男の場合だろうか。
カワウソのように何を言っても、それは仕方ないだろう。

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横断歩道で、HIDの光に足首がみえている。
実物より白い。
結構がんばって、高いヒールを履いている。
このサンダルが終わる時、夏もそうなるのだ。

posted by 黒崎 at 04:05 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

夢の日

黒崎@夢の日


買った水菓子を、光に透かしてみる。
つまらないことを言えば、それは記憶のようだが。

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posted by 黒崎 at 03:27 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

夏祓

黒崎@夏祓


夕刻、所用あって銀座界隈をうろついていた。
平日でもこの時間だと、僅かに停めるスペースがある。
300円を払って赤いランプが消えるのを待つ。それからボタンを押して領収書を貰う。

用件は30分程で終わり、それから私は水菓子を買った。色が綺麗だったのである。
すこし歩き、「ルパン」のある路地で缶のアイスコーヒーをかがんで取り出す。
口につけると、焦げ臭い感じがする。
まだ時間が早いので、オーシャン・バーのバーテンが外に出て携帯で話しているのが見えた。

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posted by 黒崎 at 03:03 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

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