2006年05月05日

やられる手前

黒崎@やられる手前

湯川氏のブログ「ネットは新聞を殺すのか」で以下。念のため記録。
http://kusanone.exblog.jp/3567620/
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中間報告
まだ中間かよ、と怒られそうだが、この本をブログにする計画はまだ進行中です。現在GW中ながら再校のゲラをチェック中。6月くらいには本として完成する見込みです。
 タイトルは「メディアの融合と参加型ジャーナリズム」とわたしから提案したのですが、編集者はあまり感心しなかったもよう。その後、「ブログの読者からは『ネットにやられてたまるか』というタイトルを提案してもらったんだけど」と話したら「それでいきましょう。編集会議でそのタイトルを強く推します」と言っていた。いいのか、そんな刺激的なタイトルで。
 実はこのタイトルを提案したのは、スポンタさんなんです。
 ほかにいいタイトルがないか考えているんだけど、まったく思いつかない・・・。困った。
 出版されれば、このブログも閉めようかなあ。1つのくぎりとしてね。でもまたすぐに別のところでブログを始めるかもしれないけど。
by tsuruaki_yukawa | 2006-05-05 04:59 |
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ま、あえてコメントは避ける。
人間性、という言葉が頭をよぎった方も多いものとおもわれる。
posted by 黒崎 at 09:28 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

「さてな ?」のナナ

黒崎@「さてな ?」のナナ

http://kusanone.exblog.jp/m2006-04-01/#3470741
Commented by さてな? at 2006-04-18 16:55 x
(7) 企業のコンプライアンス
この5月より法制化される、企業のコンプライアンスについての議論はとうにご存知だと思います。異なる意見がある場合、その調整を待たず、そして関係各方面に連絡せず、編集権が自分にあると主張することは、上記コンプライアンス、もしくは「危機対応」の観点より推奨されるものだと湯川さんはお考えになっておられるですか?
だとしますと、それによる損害その他についてはどのようにお考えになられますか?
具体的には「すべての責任」というのを、具体的に湯川さんはどのように想定されておられるのかという疑問です。

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Commented by さてな? at 2006-04-18 16:56 x

(8) 損害賠償
新聞記事であれ、広告主がある記事その他であれ、誤った情報や誤解を与える記事が一度世間に出回りますと、関係各社は多大な損害を蒙ります。本件ではMp3というデジタルファイルですので、複製は無限に可能となっています。今回、湯川さんと泉さんの対談の前後には、富士通のCMがやや大きなボリュームで挿入されています。通常の媒体ですと、回収や訂正記事などが出されるのが普通ですが、その費用などは一般に、最終的な責任者に帰依することになっています。具体的には代理店やそれを制作したプロダクションが負担するのが常ですが、では本件で広告主等が蒙った有形・無形の損害を、湯川さんはどのようなお立場で引き受けるつもりでおられるのか、そのご覚悟を伺えれば幸いです。
仮に富士通から、回収や訂正に関する費用を請求された場合、対応されるおつもりですか?

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この辺り「さてな?」氏の論の愁眉である。
一般的には、compliance は 「法令遵守」と訳される。企業が経営・活動を行う上で、法令や各種規則などのルール、さらには「社会的規範」などを守ることを指している。
現在各企業に「コンプラ事業部」などというものが設立され、中には社長直轄で運営されているところもあることは周知の通り。
対外的にそうした取り組みをしているということが企業イメージを高めるという、いわゆる従来の企業法務とブランド論とが合体した、新しい形の広報という側面も無視できない。「企業の社会的責任論」の今日的展開である。
導かれる論点はいくつもあるが、その中のひとつに「従業員のモラル」つまり「社会的規範の尊守」という項目があることに注意すべきだろうか
日経からその辺りの新書が出ているとも言うが、私はまだ入手していない。

一方、「損害賠償」の件になってくると、本件では富士通の担当者が言いたくても言えなかったこと、あるいは言ったかも知れないことを「さてな?」氏が代弁していると評してもいいように思える。
従来、そして今でも、ネットの声の一部にはそうした指摘を軽く見るきらいがあった。
それは社会経験の乏しい若年層や、年齢だけは重ねていてもそうした立場に置かれたことのない方々がネットの上では等しく発言権を持つことができるという、ネットの「擬似平等感」が根底にあった。
この擬似平等感は、ある面では極めて有効に働くのだが、一方、論が観念的になったり二極分化しやすくなったりして、現実世界のからくり・ダイナミズムとは乖離してゆく(#閉塞社会とネットの擬似平等感、そして素朴な技術万能論とカルトへの親和性などについては別に論ずる)。

富士通のスポンサーロゴが外れたのは4月の終わりであった。
過去にインタビューした方々の音声は、いちおうCM入りで掲載されていたが、これは誰かが書いていたように「消化試合」のようなものだったのだろう。
今は誰もいなくなったグラウンドで、志を同じくする仲間達が集まってボソボソ話しているというところかもしれない。照明はもうじき落ちる。下校の鐘が鳴る。

恐らくロゴを外す決定はすぐさまなされたものだろう。
で、4月一杯で打ち切りということになったものだと推察される。
この事実は極めて重いもので、対外的には契約期間が過ぎたからという説明がされるものだが、実質的には本件のインタビュー削除の問題が中心にあったことはほぼ間違いがない。
富士通サイトに名前の出ておられた方は、あるいは担当責任者は、相当に苦い酒を飲まれたのではなかろうか。心中お察し申し上げます。

「さてな?」氏が指摘していたのは4月の18日である。
先を見越していたという点では、なかなかのもので、私はここから「損害賠償」という概念を拾うことができた。
つまり、本件の当事者である黒崎が、黒崎という名義でネットを含む様々な社会的活動を行っていた場合、本件によって蒙った損害を理論的には請求することが可能になる。主に名誉感情が主体になるだろうか。
それには損害を立証しなければならないが、仮にそれが軽微なものであったとしても、訴訟要件を満たすよう構成することができれば、相手方には訴状が届くことになる。決定的な証拠というのは、今もIT漂流している例のMp3ファイルの存在がひとつである。
民事の場合、被告は第一回目に出席し否認しなければ敗訴となる。

また、黒崎本人やその家族などが、「現在分裂騒ぎでマスコミを賑わすオウム真理教に関わる一連の疑惑」という本件の特殊な性質から、身の危険を感じ、一時別の場所へ避難するなどして精神的・経済的負担を蒙ったということが主張・立証されれば、それはまたその筋での明白な損害となるだろう。
確かにこのところ、深夜のおかしな電話は多い。それらを含め、実生活上で行っている対応については今回は略する。

そして、この場合の相手方というのは実は特定されているのである。
裁判所によるプロバイダへのIP開示命令等、そうした手続きは不要だということに注意しなければならない。
懸命なる読者諸氏はすでにお分かりだろうが、ここでは想定される複数の相手方をあえて書かないことにする。

#理論的な仮説であって、今の段階ではそれをするほど愚かでも暇でもないことを申し添える。今後の展開いかんによってのひとつの可能性として留保するにとどめる。
posted by 黒崎 at 09:14 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

「さてな ?」のろく

黒崎@「さてな ?」のろく

http://kusanone.exblog.jp/m2006-04-01/#3470741
Commented by さてな? at 2006-04-18 16:43 x

(6) -2 時事・富士通批判 ?
>典型的な日本企業の危機対応の考え方は、わたしのそれとは大きく食い違いました。「嵐が去るまでじっとしていたほうがいい」「余計なことを書くと揚げ足を取られるので、対応はできるだけ簡潔がいい」「拙速な対応はあとで説明がつかなくなる。対応が遅いという批判を甘受しても慎重に対応すべきだ」など、といった意見が多く

と、湯川さんは書かれています。そこであげられている意見は、本件に関してのものだと通常は理解されます。となりますと「危機対応」に関しての、時事通信、富士通、ニフティなど関係各社の代表的な姿勢・方針であり、湯川さんはそれを批判された上で、上記のようにご自分ひとりで行動をおこされたものだと理解して宜しいのでしょうか?
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「さてな?」さんは非常に性格が悪い。ひとのことはいえないが。
自慢するだけさせておいて、後から細かくチェックを入れる。
友人に大手町の銀行で難しいことをやっている奴がいるが、大体こんな感じであった。
自分のことになると嫌な相手なのだが、こと、事案の穴を捜してもらうには極めて的確である。

私が想像するに、ここで挙げられている発言の事例は恐らくは創作である。
「余計なことを書くと揚げ足を取られるので、対応はできるだけ簡潔がいい」
「嵐が去るまではじっとしていたほうがいい」
などという台詞は、仮に本音であったとしても、あまりに分かりやすい。
あまりに分かりやすい言葉というものは、まずは疑ってかかるべきである。
一般にこうした粗雑な表現を、企業は公式の場では使わないものである。また使わせないものでもある。
あくまで推察でしかないが、これは話を単純化するための湯川氏の創作ではないだろうか。そしてこのようなパターン化というのは、ネットの世界においても一定部分で有効だった時期が長くあったのである。

「さてな?」氏の質問に、湯川氏は恐らくはグウの根も出なかったのだろう。私ならば出ない。
違う、と答えれば「では本件において、典型的な日本企業というのはどこを示唆しているのですか」と聞かれる。一般的な話である、と逃げようとしても「今この弁明なり説明の時にそうしたたとえ話はあらぬ誤解を生むのではないですか」と切り返される。いわば「独断専行」に加え、チェックメイト手前の質問なのである。

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これにつきBigbang氏のブログで、黒崎40号という地方都市のマスコミ支局におられる方が面白い指摘をされている。Apr 23, 2006 6:30:21 PM (日付に注意)
http://ultrabigban.cocolog-nifty.com/ultra/2006/04/post_c31a.html#comments

>standpointさんのご指摘、ごもっともなんですが、湯川氏は編集権の獲得を
「独断専行」でやられているんですね。

>「なんらかの対応をする前には必ず連絡してくれ」という方に対して何の
>連絡もしないまま (湯川発言)

それで「全ての責任は自分にある」と大見得を切ってしまった。
客観的に見て、時事・富士通が公式にIT潮流の編集権を今後湯川氏に移行し
たものだとは、とうてい認められないものでしょう。
湯川氏が言っているだけ。
スポンサーブログであっても、あったとしたら尚のこと、関係各位の意見調
節は不可避でして、その組織的な原則を湯川氏は逸脱し、あの弁明を掲載し
ているのだと。
ここを押さえておかないと、現実がみえないのではないですかね。

そしてその理由はといえば、
宣伝会議での講演会。
http://www.sendenkaigi.com/hanbai/magazine/prir/
>第5回「月刊PRIR」公開広報セミナー「ネット広報」を4月12日(水)に開催します。今回のセミナーは、株式会社ニューズ・ツー・ユーのご協力により開催するもので、第1部に、「ネットは新聞を殺すのか」「ブログジャーナリズム」の著書で、今やネット広報を語る上で第一人者とされる時事通信の湯川鶴章氏に、メディアという立場から見た、様々な企業活用事例についてご講演いただきます。
>日時: 2006年4月12日(水) 13時00分〜15時30分
「メディアから見たネット広報活用事例」
講演者:時事通信社 編集委員 湯川鶴章氏

湯川氏は何時の間にか、「ネット広報の第一人者」となっているからです
ね。ブログを使った広報の事例。そこで炎上があった場合に、かねてより
の自説をもって、炎上を鎮火させなければならない。誠実に。
目的は自説の展開と、その有効性の立証です。
本件の弁明と、あまりに早い総括の背後には、そういった「個人的な事情」
があったものだと推察することは不自然ではないでしょう。

本件、事態を深刻にしていることの原因のひとつが、湯川氏の編集権獲得
宣言、一連の独断専行にあることは、組織に属したことにある人間ならば
容易に想像がつくものだと思えます。
(引用終)
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確かにここで湯川氏は「危機対応」という言葉を使っていた。
それと4月12日に開催されたという「メディアから見たネット広報活用事例」の演題は見事にシンクロしている。企業ブログが炎上した場合の対応の仕方、という見本が必要になってもおかしくはない。

どんな内容を話されたのか私は知らないし、興味も全くないのだが、
湯川 at 2006-04-12 11:38 x と残された書き込み時間を見ると、間に合ったのだろうかという余計な心配をしてしまう。
締切前に、この話題を突っ込もうと考えることはよくあることで、その時はそれだけで世界が完結しているのである。

posted by 黒崎 at 04:12 | TrackBack(0) | 夜話 | 更新情報をチェックする

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